水のこと わたしたちが普段、当たり前に口にしていて、欠かすことのできない ” 水 ” わたしたちの体をつくっている成分のうち、水はその50-60%を占めています。改めて、水について整理する場を作ってみました。一緒に学んでいきましょう。 のどが渇く、ということ のどの渇きは、からだから1%の水分が失われると感じる、と言われています。体重あたり4-6%程度の脱水で唾液量ほかが減少し、対応が上昇します。脱水量が10%を超えると、仕事の能率に著しく影響し、ひとによっては意識障害が起こることもあります。個人差はありますが、一般的に男性は女性よりも水分量が多く体脂肪量が少ない傾向があったり、肥満型の人は瘦せ型の人よりも体脂肪量は多いものの水分量は少ない傾向があったりします。加えて、年齢が低いほど、体内に必要な水分量が多くなります。これは、代謝が活発なことによるものです。水分は、飲料水として摂取するほか、糖質や脂質、たんぱく質が体内で燃焼したときに生成する代謝水や食事による食物に含まれている水分から、一般に一日当たり2100ー3000ml程度取り込んでいるといわれています。(恐らく、美容を気にされている方で一日当たり2-3Lの水を飲むわ!という方におかれましては、3200ー4200ml程度でしょうか)摂取することとは反対に、わたしたちは排泄をしているわけですが、こちらもほぼバランスが保たれています。なお、私たちが認識できない皮膚や粘膜、呼気から蒸発する”不感蒸泄”は、一日当たり900ml程度とされています。もちろん、常温安静時での蒸発量となりますので、最低限の目安とお考え下さい。加えて、栄養素の代謝老廃物やミネラルバランスをとるために不要な物質を排泄する”不可避尿”は500mlといわれていますので、「あまり動いていないから」「浮腫んでしまうから」などといって極端に摂取水分量を減らすことはとても危険なこと、とお分かりいただけるかと思います。ちなみに、食べ物に含まれる水分は、肉類では約70%、野菜や果物では90%となります。 紅茶を淹れるときの水は硬水?軟水? よくレッスンをしているとお話をいただくのが、「紅茶はやはり硬水で淹れるものか」というご質問です。これは、紅茶文化が硬水圏であるヨーロッパのものだから、ということによるかと思います。結論から言いますと、これも”嗜好”ということかなと。硬水は、カルシウムとタンニンが結合しますので、水色が黒みを帯びます。味わいとしては、渋みや香りがマイルドになります。反対に、軟水はタンニンの渋みが残り、水色は硬水で淹れた時と比べて薄めの色合いに。そのため、個人的には、繊細な渋みを楽しみたくなる中国種系の紅茶は専ら軟水派。ダージリンの1stフラッシュを硬水で淹れたことはありませんが、太っ腹な気持ちになれた時に実験してみることにします。笑 水道水で淹れるって本当ですか・・・? こちらもよくいただくご質問です。おいしい紅茶を淹れるためのポイントとしてお伝えさせていただいているのは、「空気がよく含まれている沸騰したてのお湯」ということ。レッスンでは2点に分けてお話ししています。水道水の場合ミネラルウォーターを使用する場合なぜ空気が含まれていることが大切か、という点について、とても面白い実験をされている記事を発見しましたのでご紹介します。(私もやってみたい)https://liyn-an.com/tea_club/20/jumping_tea_03.html紅茶は沸騰させすぎないお湯を使うことが大切とされていますが、緑茶になると全く異なるので不思議ですよね。先日お邪魔させていただいたお茶屋さんでは、「日本茶は鍛えたお湯で淹れることで”丸み”と”とろみ”がでる」とおっしゃられていて、なるほど、と。丸みについては紅茶でもある感覚だともいますが、とろみ、という概念はあるのかな、とまた探求心が沸いたエピソードです。 いかがでしたか? お水のあれこれ、まだまだ書き足りないことだらけなので、これもシリーズものか、追記とするかは定かではありませんが、これからもお水については勉強しながら綴っていけたらと思います。お茶といえば、やはりお水に拘られ、さまざまな実験をされている先輩方がたくさんいらっしゃいますので、そのお知恵に肖りながら今日もおいしくお茶を淹れてまいりたいと思います。